コーンスネークとボールパイソンの違い | 初心者の飼育におすすめなのはどっち? | へびろぐ | ペットの蛇たちの飼育ブログ

コーンスネークとボールパイソンの違い | 初心者の飼育におすすめなのはどっち?

特徴・性格・性質

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ペット蛇としてトップ2にあがってくるコーンスネークとボールパイソン。どちらも穏やかな性格で見た目もかわいいため、選択を迷う人が続出している。

もし迷ってしまった時には細かい部分まで比較することが大事。どちらを選べばいいか決断しやすくなるので一度チェックしてみてほしい。

今日は、コーンスネークとボールパイソンをいろいろな視点で比較していくので、少しでも迷っている人の参考になればいいかなと思う。

コーンスネークとボールパイソンを2年以上飼育して感じたことなどをまとめた。

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特徴の違い

まずは、コーンスネークとボールパイソンの特徴の違いから。大きさや性格、寿命など飼育を考えている人にとっては大切なポイントだと思う。

大きさ比較

コーンスネークボールパイソン
体重700~1000g1.5~2.0㎏
体長100~130㎝100~150cm
コーンスネークとボールパイソンのサイズ比較

コーンスネークはナミヘビという種類で成体(フルアダルト)になると約100~130㎝ほどの長さになる。こう聞くとかなり長いように思うけど、一直線になっていることはほぼなく、いつもとぐろを巻いたりしているので実際はもっと短く見える。

体重は販売されているベビーで約10g、成体になると700~1000gにまでになる。もし、野生の蛇を見る機会が多い人には、「アオダイショウよりちょっと短くて細いくらい」といえばわかりやすいかもしれない。

ボールパイソンも、コーンスネークと同じで体調は100~150㎝ほど。ただ、体重は1.5~2.0kgでコーンの1.5~2倍ほどの重さになる。

からだが大きい分、顔も大きく噛まれると出血は免れない。食べる量もコーンスネークより多いので出すフンの量も多い。

性格の比較

コーンスネークもボールパイソンも基本的には穏やかな性格だ。こちらが何か攻撃したりしない限り噛みついてくることはない。

ただ、全体的にみるとコーンスネークよりボールパイソンの方が臆病者が多く、人間の動きに敏感に反応する。

ボールパイソンは敵に襲われるとボール状に丸まって身を守る行動をとるためそのような名前がついている。

こちらが触れようとすると身構えたり身体をビクっとさせることがよくある。

コーンスネークも臆病者はいるが、人が触っていても他のことに意識が集中していると気にしない個体も多い。

寿命の比較      

コーンスネークボールパイソン
野生化の寿命6~8年約10年
飼育下の寿命10~15年20~30年
コーンスネークとボールパイソンの寿命比較

寿命についてはボールパイソンの方が長くなる。平均なので、飼育状況によって変わってくるが、基本的には上記のような感じ。犬猫と同じかそれ以上になるのでどちらを選んでも長い付き合いになる。

飼育環境の比較

コーンスネークボールパイソン
適正温度25~28℃28~32℃
適正湿度50~70%50~70℃
コーンスネークとボールパイソンの飼育環境比較

コーンスネークにもボールパイソンにも適正な温度や湿度がある。だが、どちらかというと飼育環境についてはボールパイソンの方がシビアで、適正温度湿度を守らないと拒食や脱皮不全を起こしやすくなる。

自分は経験をしたことはないけど、温度が低い状態が続くと命を落とすこともあるとか。(爬虫類ショップの店員談)

生体の価格比較

コーンスネークとボールパイソンの販売価格幅は同じ。安いものだと5,000円、高いものだと10万円以上するものもある。

ただ、コーンスネークの方が色のバリエーションが多いので、その分安い個体を探しやすい。

例えば、黄色い蛇が欲しい場合、コーンだとバターなどと言ったモルフが当てはまるが、20,000円から購入することができる。それに対してボールパイソンは、バナナといったモルフに当てはまるが、70,000円を超えるものが多い。

うちの近くの爬虫類ショップだと、コーンスネークのほとんどが15,000~40,000円なのに対して、ボールは50,000円を超える個体の割合が多くなっている。ショップによっても違うと思うが。

餌代などのコスト比較

コーンスネークボールパイソン
初期費用6,000~10,000円8,000~12,000円
コーンスネークとボールパイソンの初期費用

ベビーを購入した場合、コーンスネークとボールパイソンの初期費用(成体以外)は同じかややボールの方が高いくらい。ケージやウェットシェルターが大きくなる分、ボールの費用が高くなる。

ただ、最終的にボールパイソンの方が2倍近く大きくなるので、かなり大きなケージが必要になる。ケージは大きくなるとそこそこの値段がするのでコストも大きくなる。その他、ペットシーツやシェルターなども大きくなるので費用が増える。

横幅60㎝ケージ15,000円~
横幅90㎝ケージ25,000円~
ケージのサイズ別の価格

コーンスネークの平均ケージサイズは45~60㎝、ボールパイソンは60~90㎝だといわれている。部屋に置く場所があるかどうかも最初にチェックする必要がある。

餌代についてはほぼ同じだけど、フルアダルトになるとボールパイソンの方が量が増えるので高くなる。

かかりやすい病気にも違いがある

コーンスネークは感染症や生まれつきのもの、何かの事故がない限りは病気になることは少ない。人間と同じである程度年齢を重ねると内臓が弱くなり、病気にかかりやすくなる。

一方、ボールパイソンは割と病気にかかりやすい品種だ。よくあるのが拒食と脱皮不全。これらを病気と言っていいのかは微妙なところだけど、モルフに関係なく起きることで頻度も高い。

うちも、拒食と脱皮不全をたまに起こすことがある。どちらも対策を打てば予防できるので、温度や湿度管理などできるだけ管理してあげるようにしている。

その他、呼吸器系の病気もボールパイソンには多い傾向にある。

初めてでこだわりがなければコーンスネークがおすすめ

コーンスネークとボールパイソン、どちらもとてもかわいいのでまとめて推したいところだけど、こだわりがないのなら個人的にはコーンスネークをおすすめしたい。

以下に、コーンスネークとボールパイソンのメリットデメリットを表にした。

コーンスネークを飼育するうえでのメリット・デメリット

メリットデメリット
・温度湿度管理が楽
・全体的なコストが安い
・動きが速く捕まえにくい
コーンスネークを飼育するうえでのメリットデメリット

コーンスネークを飼育する中で特に困ったということはないけど、ケージを掃除するときにちょっと横に置いといて・・・とすると個体によってはすぐに逃げられてしまうので、別のケージに入れておく必要がある・・・くらいかな。

ボールパイソンを飼育するうえでのメリット・デメリット

メリットデメリット
・顔が可愛い
・動きが遅いのでハンドリングしやすい
・拒食や脱皮不全を起こしやすい
・温度湿度管理がシビア
・噛まれると痛い
ボールパイソンを飼育するうえでのメリットデメリット

ボールパイソンは、拒食や脱皮不全を起こしやすいので、もし初心者だとかなり心配するんじゃないかなと思う。もちろん、飼育歴が長くなっても心配な案件ではあるけど、慣れていると経験から精神的には楽に対処できる。

家の近くに信頼できる爬虫類ショップ店員や爬虫類病院があれば大丈夫かなとは思うけど、どうだろう。

ちなみに、私が一番最初に飼育をした蛇はコーンスネーク。価格的に安かった(20,000円くらい)のと性格が穏やかだからという理由からだ。

ボールパイソンとも迷ったけど、「噛まれたら痛い」というのを聞いてすぐに考えを改めた(笑)(かなりのビビりなので。。。)

ただ、ボールパイソンは動きが遅いのでハンドリングがしやすいというメリットはある。

今回はコーンスネークとボールパイソンを比較したけど、もちろんこれら以外にもかわいい蛇はたくさんいる。

ただ、ペット蛇の中で人気ダントツの2トップなので、インターネットに情報があふれているというのも飼いやすさの理由だ。何か困ったことがあったら「コーンスネーク+飼育」「ボールパイソン+拒食」で検索するといろいろと教えてくれる。

すべてが正しい情報というわけではないけど何もないよりすごく助かることは事実だ。

なので、こういった意味でも特に初心者にはコーンスネークまたはボールパイソンの飼育をおすすめしたい。

コーンスネークの寿命や性格・特徴などもっと詳しいことは別の記事でまとめているので、気になる方はぜひ見ていただければと思う。

ボールパイソンの寿命と特徴もすこしだけ。

特徴・性格・性質
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