蛇が脱走してしばらく見つからなくなったことが過去に1度あるので、その時の状況とどうやって発見したのか書いていきたいと思う。
蛇の飼育に必要な6点セットについてまとめた記事にも書いたけど、逃亡対策には蓋がしっかりと閉まるものをおすすめする。
コーンスネークが脱走した時の状況
脱走したのはシン。まだ体重500グラムないくらいのイヤリングサイズの頃だった。
その時のケージはちょっと大きなプラスチックの虫かごで、天井が空くタイプだった。こんな感じのやつ。
↓ ↓ ↓ ↓
水替えやケージ掃除のときは毎回青い蓋自体を取り外してやっていて、閉めるときはカチッというまで押し込んでいた。
が、ここで盲点だったのが中央の透明プラの部分。実際、シンが逃げたのはここからだった。
私は普段全く使うことがなかったんだけど、青い蓋を開け閉めしているうちに(それかシンが毎日つついていたからか)少しずつ緩くなっていて、開いてしまったようだ。
ある朝シンの様子を見に行くと透明部分の蓋が少し開いた状態でいなくなっていた。
見つからない蛇が家の中で隠れそうなところ
いなくなったのがわかった直後は、すぐ見つかるだろうとまだ気持ちに余裕があったけど、2時間、3時間と経つうちにとても不安になった。
そこから、家の中すべての捜索を開始。リビングやら寝室やらトイレやら。うちは物が少ないので全部見回るのに時間はかからなかったが、、、すべて探したのにいない(;Д;)
ウェブやSNSを駆使して隠れている可能性が高い場所も徹底的に探してみた。
だけどいない。。。
翌日になっても見つからなかったので、「昨日出したごみ袋の中にいたんじゃないか」「排水溝から屋外に逃げ出したんじゃないか」などどんどん悪いほうへ考えるようになっていた。
見つからないコーンスネーク探しのために罠を使って捕獲作戦
翌日の夜、思い立って決断したのが罠をしかけること。できる限りシンが傷つかない方法をいろいろと考えた。
YouTubeなんかではペットボトルを切って作る罠が出てくるけど、なんとなくうまくいきそうにないと思ったので、すぐに却下した。
そこで思いついたのがガムテープくっつき作戦。
リビングとキッチンの境目あたりのちょっと暗い場所にいつも使っているケージとピンクマウスを置いておいて、その周りにガムテープの粘着部を上に向けてセット。
まる1日以上水を飲んでないはずなので、たっぷりの水も一緒に用意してあげた。
夜10時くらいだったかな、設置してしばらくは何の変化もなく過ぎていった。
「お願いだから罠にかかって」と思いながら電気を消して布団に入ってから30分後・・・・キッチンからガサガサガサ!!と音が!( >∀< )
脱走から約36時間後無事に確保した。
ガムテープは意外と大きな音が出るので、罠にはちょうど良いと学んだ。
結局、シンがどこに隠れていたのかは今でもわからないままである。
今回の捕獲は脱皮直後に脱走したのもあって(10日間食べていない)おなかがすいていたってのも成功の理由だったかもしれない。
家の中だと実はヒヤリハットはときどきある
1日以上いなくなってしまったコーンスネークの脱走は1回しかないけど、それ以降もヒヤリハットは数回あった。
レプタイルボックスは耐久性が良くなく、使っていくうちに本体と蓋に隙間ができることがある。
自分的には小さなずれだと思っていたけど、ある日アイがその隙間に鼻先を入れて自分で開けたことがあった。これ以来、レプタイルボックスにも簡易的なカギを付けるようにしている。
また別の日には、ランのケージの蓋を開けるとたまたま誰かがそこにこぶし大の岩を置いていたせいでそれが落下し、足に激突。その治療に集中してしまってケージの蓋が空きっぱなしなのを忘れてしまい仮眠をとってしまった・・・ということもあった。
数時間後ランの様子を見てびっくり。蓋が全開!!!・・・運よくランはぐっすり眠っていて事なきを得たけど、本当にヤバって感じだった。
岩についてははっきりとした今後の対策が見つけられなかったけど、とりあえずそれ以降は強度の高い靴を履いて生活するようにしている(`・ω・´)
アオダイショウの脱走事件も
シンの次に大きかった脱走事件はアオダイショウのレイのとき。この時は1日以内で見つかったんだけど、かなり焦ったのを覚えている。
脱走した原因はシンのときと似ていて虫かごのケージの締めが甘かったこと。カチッっだけじゃなくガチっといわせなきゃレイの力では簡単に開くことを学んだ。
シンのとき同様家じゅうを探してもいなくて、ガムテープくっつき作戦も効果がなかった。
で、この時参考にしたのが去年の5月にあったアミメニシキヘビ脱走事件。脱走した家の近所とか捜索隊が探していたけど、実際にいたのは家の屋根裏部屋だったという結末だった。
それを思い出して、とにかくケージの横や上下から念入りに探していこうと思い、下の棚の飼育道具入れを見たら「いた!」。
飼育道具入れの中にはレイが赤ちゃんだったころに使っていた手のひらサイズのウェットゲージがあってその中に入り込んですやすやと寝ていた。
こんな感じ。
当時インスタグラムのストーリにアップした1枚。匂いとか覚えてて懐かしかったのかな。
家じゅう探し回ってピンクマウスのガムテープくっつき作戦までやったのに、いたのは真下の道具入れの中だったとは。
灯台下暗しだった。
見つかってとてもほっとしたけどε-(´∀`*)
探しても探しても蛇ちゃんが見つからない時
やはりどれだけ探しても見つからないときはあると思う。そして、飼い主さんも1ヶ月以上経つと最悪のことを考えて諦めてしまうこともあると思う。それは仕方のないことではあるけれど、へびはベビーであっても意外と生命力があるので希望は持っていてほしいと思う。
自分が以前参加していたへび仲間のコミュニティでは脱走したコーンスネークが半年後に庭で見つかったという話を聞いた。ベビーだと3ヶ月後に寝室で見つかったという話も出た。
なので、へびは強い生き物だ。
あとは、警察の落とし物検索システムを使えば蛇が届けられているかどうか調べることができる。保管期間は基本3ヶ月なので定期的にチェックすることをおすすめする。そしてもし家の外に逃げた可能性があるのであれば、できれば警察に届け出てほしい。
今この瞬間も蛇ちゃんが見つからなくて心配している飼い主さんへ1日でも早く発見されることを祈っている。