蛇が餌を食べない10個の原因と対処法 | へびろぐ | ペットの蛇たちの飼育ブログ

蛇が餌を食べない10個の原因と対処法

ごはん・餌やり

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長く蛇を飼っているとたまにごはんを食べない時期に入ることがある。拒食や絶食ともいわれているが、これにはいくつか原因と対処法がある。

餌やりについての全体的な内容についてはコーンスネークの餌やりでまとめているので気になる方はぜひチェックしていただければと思う。

今回は主に、コーンスネーク、アオダイショウ、ボールパイソンの拒食対処法についてお話しする。

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蛇がご飯を食べない原因と対処法

蛇には人工餌がほとんどないため、基本的にはマウスを与えることになる。成体になると10日~2週間に1度の頻度でしか食べないのに、たまに拒食をすることがある。その原因について考えられるものを書き出してみた。

脱皮前

脱皮前の蛇のほとんどは餌を欲しがらない。普段食欲旺盛な個体でも受け付けないので飼い主はびっくりするかもしれないが、よくあることだ。

目が白くなったり脱皮の兆候がなくてもすでに脱皮モードに入っていることもあるので飼い主が気づかないこともある。解決法はとにかく待つだけ。

部屋が寒い

部屋の温度が低いと餌を食べなくなることがある。特にボールパイソンは寒いと元気がなくなるので、部屋温度を28℃まで上げてあげよう。

比較的温度変化に強いといわれているコーンスネークの場合でも、個体によっては敏感な子もいるので同じように28℃まであげてあげるといい。

部屋の温度を上げられない場合は、暖突やパネルヒーターで調節する方法もある。

パネルヒーターはみどり商会のピタリ適温プラスがおすすめだ。ケージの半分程度に敷いておけばいいので、そこまで大きなものを買う必要はない。2号で22×25cmだ。

餌が冷たい

蛇の中にはグルメなこも多く、あったかいごはんしか受け付けてくれないことも。ちょっと面倒だけど、水道水の温度をMAXにしてしっかりとマウスの芯まで温めてあげることが必要。

部屋の温度管理と同じように餌の温度に敏感なのもボールパイソン。80~90℃(沸騰する直前)のお湯にマウスの頭部分を数秒つけて与えると食べる確率が上がる。

マウスの解凍時間が短いと部分的に解凍されていない場所が残っていて、蛇がそれを嫌がることもある。もし食べたとしても、消化不良を起こすことがあるので解凍はしっかりとやってあげることが大切だ

餌が大きい

餌をサイズアップした時に良く起こる現象。最初の1回はいつものように食べてくれてもそのときに「今日のマウスは食べにくかったな」という印象を持つと次から食べなくなることがある。

餌の量を増やしたいのであれば、一回り小さいものを数を増やしてあげると良い。

ピンセットが嫌い(置き餌が好き)

神経質なのか匂いが嫌なのか、飼い主のあげ方が下手なのか、ピンセットからではなかなか食べない蛇もいる。飼い主的にはピンセットから直接食べてくれると嬉しんだけど、こういう場合は置き餌で我慢しよう。

置き餌のポイント
  • 意外と気づかないのでケージの端に置くのは避ける
  • 冷たくならないようにパネルヒーターの上に置く
  • 置く時間は長くても12~16時間まで

食材は時間が経つほど鮮度が落ちていくので、まる1日置いておくのはおすすめしない。シシバナやアオダイショウは温度にこだわりがない個体が多いので置き餌は効果的だ。

ピンセットはいろいろな種類のものがあるけど、うちではスドーの木製のものを使用している。金属性のピンセットほど耐久性はよくないが、蛇が怪我をする確率がぐんとさがるのでおすすめ。

長さもあるのでこちらも間違えて噛まれたりする心配がない。

シェルターがない

恥ずかしがりやの固体は食べるところを誰かに見られるのを嫌う。シェルターに隠れつつ入り口で待ち構えるという癖がある蛇もいるので、隠れる場所がないレイアウトの場合は、給餌のときだけシェルターを入れてあげると良い。

シェルターはどんなものでもいいけど、蛇が慣れているものを使うと効果的。

餌がまずい(餌の好み)

餌の味が嫌いで拒食になる蛇もいる。冷凍期間が長すぎて味が落ちたのか、加工会社の加工法に問題があるのかは謎。少し切り込みを入れて餌の匂いを強くしたり、違うショップで買いなおして改めて与えることで食べるようになることも。

個人的におすすめな通販(ネットショップ)は2つ。

SAfarm 

状態が良く見た目もきれいなマウスを供給してくれる。食いつきも良好。実際SAfarmから購入する飼育者が多く、口コミも多数投稿されているのでぜひチェックしてみてほしい。

東京スネークセンター 

東京スネークセンターという蛇カフェのお店が販売する冷凍マウス。

他のネットショップと比較すると、ピンクマウス20匹通常1,500~2,000円のところがここでは1,000円ちょっとで買えるのでお得だ。

公式ページはこちら>>

鶏肉やサーモンをあげると食べるようになることもあるけど、マウスより栄養が落ちてしまうのでどうしようもなくなった時の手段として考えることをおすすめする。

拒食が解決しても、鶏肉やサーモンしか食べなくなってしまったなんてことになると栄養が偏ってしまうので。

ケージが広すぎる

成長とともにケージを広くした結果、環境に慣れずに拒食になることもある。ケージのサイズアップをしたときは、初めてお迎えした時と同じように、1週間は餌をあげないようにして慣れさせる必要がある。

アオダイショウのレイはまさにこのケースで、2ヶ月以上も拒食を起こしてしまったことがある。そのときは、再び小さなケージに戻すと食べてくれるようになった。

餌の量が多い

これは人間と同じでおなかに入るキャパを超えるほどの餌を与えると蛇も「もういらないよ」となってしまう。ベビーなら3~4日に1回、成体なら1~2週間に1度の頻度が目安になる

ただ個体差があるので、もともと小食ということも考えられる。どちらにせよ頻度を減らして様子を見ることをおすすめする。

コーンスネークに与える餌の量と頻度の目安は別の記事でまとめている。

ベビー限定で言うと、コーンとアオダイショウは同じくらい、シシバナは同じか頻度をもう少し増やすくらい、ボールパイソンは一回り大きいマウスを与えるのがベストだ。

何らかのストレスもしくは病気

これはもうこちらでは原因を探すのが難しいんだけど、何かが気にくわなくてストレスになっているとごはんを食べなくなる。また、病気の兆候ということもあるので、ベビーだと1ヶ月、成体だと2~3ヶ月食べないのであれば一度病院に連れていくことをおすすめする。

無理に与えようとすると餌から逃げるようになる

蛇は1度拒食をするとそれをきっかけにしてしばらく食べなくなることが多い。飼い主からすると心配なのでどうしても食べてほしいと何度も餌を近づけたりすることもあると思う。

しかし、場合によってはそれが悪影響になって最悪餌から逃げるようになることもある。自分で考えたら麻辣湯から逃げることなんてないんだけどね(麻辣湯好き)。

餌に恐怖を覚えて逃げるようになってしまうと、食べるようになるまで時間がかかるので避けたいところだ。

それから、1度食べないようであれば置き餌にしてそれでもダメなら、蛇を落ち着かせるために次の餌まで日数を空ける必要がある。

どれくらい空けるかはいつもの餌のペースによるけど、自分の場合はベビーなら3日、アダルトなら4~5日空けるようにしている。

食べなかったときの対処法 実体験

うちのコーンスネークたちが食べなかったときの実体験を少し。

ランはあたたかいごはんが好き

まず、ランの場合はベビー(イヤリング)のときに一度拒食をしたことがある。期間は1ヶ月くらい。

初めて飼ったへびだったので理由がさっぱりわからず、置き餌をしたりマウスを半分に切って与えたりもした。が、失敗。

そこで、たまたま置き餌のマウスに触れたときとても冷たかったので、しっかりと温めなおしたら勢いよく食いついたってことがあった。

場合によっては50℃くらいでも食べないことがあるので、その時は80℃くらいのお湯にマウスをしゃぶしゃぶさせて与えるようにしている。

シンは小ぶりなごはんが好き

シンの場合は少し特殊でマウスを出すと飛びついてくるのに食べないという拒食状態に陥ったことがある。

「おなかがすいてるのになんでだろう」とその時はいろいろ考えた。

マウスの頭まで飲み込むのにそのまま吐き戻すという行為も繰り返した。

見てると、食べるときになんだか苦しそうなので一回り小さな餌を与えるようにするとそれでも大変そうだけどまた食べるようになった。

コーンスネークはメスよりオスの方が顔が大きいといわれているけど、シンの場合は顔から首にかけてほかの固体より小さいのかもしれない。

紙袋にマウスと一緒に入れる

レイとシンが2ヶ月間拒食したときに摂った対処法。とぐろを巻いた時の面積と同じくらいのマチがある紙袋にマウスと一緒に入れて一晩おく方法。

どちらも、この紙袋作戦で2ヶ月という長い拒食期間から解放された。

ただ、もともと気性の荒いレイ(アオダイショウ)は紙袋に入れられることにすごく嫌だったようで、袋を開けるたびにびっくり箱のように飛び出してきてこちらに襲い掛かるようになってしまった。

紙袋との相性もあるみたい。

拒食の対処法 失敗談

拒食の対処法としてとった行動が結果的に失敗だったということもある。

以前、ボールパイソンを飼っている友人に、「へびは野生下では生きたネズミを食べているんだから、餌をあげるときはフリフリした方がいいよ」というアドバイスをもらったことがある。

なるほどと思い、さっそく拒食がちだったランの前で餌をフリフリするとそれが顔に激突してしまい、びっくりして逃げるようなってしまった。それ以来しばらくの間は餌を近づけると拒否反応を示していた。

自分の与え方も悪かったのだが、意外とマウスはピンセットで長時間持つのが大変でコントロールが効かなかったりボトッと落としてしまうことがある。

餌をフリフリすると食いつきがよくなるコーンももちろんいると思うが、あまりふりすぎるとビビってしまうこもいるのでやるときはまず優しく近づけてあげるのがいいのかなとその時思った。

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