蛇が餌を消化する時間と消化不良を起こした時の対処法 | へびろぐ | ペットの蛇たちの飼育ブログ

蛇が餌を消化する時間と消化不良を起こした時の対処法

病気と健康管理

このサイトは景品表示法に基づき運営しています。
また、アフィリエイト・アドセンス広告を利用しています。

コーンスネークやボールパイソンなどのヘビ類は人と違って消化時間が長くかかるといわれているが実際のところどれくらいかかるのか。今日は、蛇の消化時間について考えていきたい。最後には、餌を与える時間についても少し。

ここでは、コーンスネーク、アオダイショウ、ボールパイソン、シシバナヘビについての消化時間をまとめている。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

蛇はどうやって餌を消化する?

蛇は、ネズミや鳥類、トカゲなどを餌として食べている動物で、食事の間隔は数日から数週間と言われている。

餌を口に入れてから消化するまでの流れ

口に入れたエサは人間のようにかみ砕いて食べるわけではなく、最初の餌の形のままどんどん飲み込んで内臓へと運んでいる。そして、時間をかけて消化していく。

食べているときに出す唾液にはたんぱく質を分解する酵素が含まれていると言われている。

消化を完了させてから糞をするまで

蛇が食べたエサを消化する時間は2~3日。人間が30分から数時間で消化するのに比べるととても時間がかかっているのがわかる。

消化が終わると健康体のコーンはすぐに排泄するため、餌を食べてから3日目にはぶりぶりと糞をしている。

餌を食べた後10日以上たっても糞をしないようであれば、温度を上げたり温浴をさせてあげることで出すことがある。パネルヒーターを敷いて温めることでも効果を発揮する。

糞は数回に分けてだすこともある

蛇は、1回で食べたものを1回ですべて糞で出すとは限らない。これは人間と一緒かも・・・。というか、数回に分けて出すことの方が多い。

なので、「ご飯をあげてから糞をしたのにまた出している!」と驚く必要はない(°ᗜ°٥)ハハッ…

もし、病院で何かの病気を診てもらうときは(緊急でなければ)、餌やりをして2回糞を出すのを見てから連れて行った方がいいだろう。病院で糞をしても先生に嫌がられるとかはないけど、なんとなく気持ち的に。。。

蛇の消化不良には要注意

蛇は、餌をちゃんと消化していないとピンクのようなベージュ色のようなゆるゆるのフンを出す。フンを見ると蛇の健康状態がわかるので、すぐに片付けるのではなく毎回チェックしてあげることが大切だ。

食後は触らずそっと見守る

普段は代謝がのんびりな蛇でも、食べた直後は一時的に自分の代謝機能をあげて消化エネルギーを高めるので、消化中にはあまり触らずそっとしておくことをおすすめする。

特に、食べてから1日経たない間にハンドリングをすると場合によって吐き戻してしまうこともあるので注意が必要だ。

もし、水替えや糞掃除(前に食べたものが糞として出てきた場合)をしなきゃいけないってときは、最低限の接触だけにしておきたい。

ケージ内は適正温度をキープ

蛇は、時間をかけて消化をしていくわけだが、飼育環境が良くないと消化不良に陥ることがある。

消化不良の原因として一番考えられるのが、ケージ内の温度。蛇は、自分で代謝をあげることができるといっても哺乳動物と比べるとたかが知れているので、ケージの温度が低いとうまく消化できないことがある。

コーンスネーク、シシバナ、アオダイショウの適正温度は24~30℃くらい。もし、消化不良を起こしているようだったら、温度が適正かチェックしてあげよう。(できれば26℃以上にしてあげるといい。)

ボールパイソンの適正温度はちょっと高くて26~32℃くらいになる。

そして、温度が高いホットポイントを用意するのも忘れずに。ケージ内を適正温度にしていても個体によっては「まだまだ温度が足りないよ」ってこともあるので、ホットポイントを用意してあげて置けば、自分でにょろにょろと移動していい場所を探すことができる。

温湿度計は家電量販店で500円程度で売っている。個人的には、水に強く壊れにくいハクバシリーズのものがおすすめ。

内臓が弱っていることも

もし、温度もばっちりでホットスポットも用意してあげているのに消化不良を起こすようであれば、内臓が弱っていることも考えられるので、一度動物病院で診てもらうことをおすすめする。特に緑色の糞や尿酸を出すようなら何か病気になっている可能性が高いので注意が必要だ。

もし近くに爬虫類病院がないときはオンライン相談という手もある。事前に糞の状況を撮影しておくとスムーズに伝えられる。

蛇に餌を与えるベストな時間帯

今まで餌を消化する時間や消化不良についてお話してきたが、時間ついでにもう一つ。

蛇に餌を与える時間帯だ。

特に気にする必要はないけれど、野生の蛇は夕方から深夜未明くらいに良く動き回っているので、ベストな給餌時間はそれくらいの時間になる。アオダイショウは昼に与える方がいい場合もある。

コーンスネーク薄明薄暮性
アオダイショウ昼行性
ボールパイソン夜行性
シシバナヘビ薄明薄暮性
一般的に言われている蛇の性質

飼育しているコーンを見てみると分かりやすと思うけど、昼間は眠っている場合が多いのではないだろうか。(CBの歴史が長くなった今では「昼間も動き回っているよ~」てのも多いみたいだけど笑)

なので、もし普段昼間に餌をあげてて拒食気味になったときは、時間を夕方や夜に変えてみると食べてくれるということもあるので試してみてほしい。

病気と健康管理
スポンサーリンク
モロウをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
へびろぐ | ペットの蛇たちの飼育ブログ
タイトルとURLをコピーしました