コーンスネークの便秘解消法 | 原因と対策 | へびろぐ | ペットの蛇たちの飼育ブログ

コーンスネークの便秘解消法 | 原因と対策

蛇の 便秘解消法 病気と健康管理

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蛇も人間と同じように便秘をすることがある。人間の場合は便秘が続くとおなかが張ったりするけど、蛇の場合は目立った変化がなく本人も気にしてるのか気にしてないのか分からないのでこちらも判断するのが難しい。

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コーンスネークはどれくらい溜めたら便秘?

人は基本、毎日出すと快便と言われる。しかし、月に数回しかご飯を食べない蛇はちょっと違う。

一般に、蛇が餌を消化する時間は2~3日と言われている。(ベビーの場合は2日かからないこともある。)

そのため、健康的なコーンスネークの場合は、2~3日に1度糞をすることになる。

糞をどれくらい溜めたから便秘という定義はないけど、消化が終わって1週間も出ないとなるとやはり便秘状態だと言える。

酷い場合だと1ヶ月近く続くこともあるので、10日経っても糞が出ないときは何か対策をしてあげることをおすすめする。

コーンスネークが便秘をする原因

コーンスネークが便秘をする原因はいくつか考えられる。そのほとんどは深刻なものではなく、すぐに解決できることが多い。

脱皮前

蛇は脱皮前に便秘をする傾向にある。脱皮中は糞をせずにため込んで、脱皮が終わるとまとめて出す。

なので、「便秘かも」と思った翌日に白濁など脱皮の兆候があれば、そんなに心配する必要はない。きっと、脱皮が終わればたっぷり出してくれる。

水分不足

体内の水分が不足すると便がカチカチになって総排泄口から出にくくなる。蛇はあまり水嫌い(飲むのが)がいないので、この理由は少ないかなという印象。

ただ、すべて消化されてもう出すだけだ!って状態のときに水を与えてもあまり効果はないので、普段から水入れの量をチェックしてあげるようにしよう。

温度・湿度が低い

蛇は、飼育環境が良くないといろんな病気を発症することがある。便秘も同じで、温度や湿度が適正でないのはよくない。

特に、温度が低いと内臓の動きがよくなくなるので、少なくても25℃はキープしてあげたいところ(ボールパイソンならもう少し高い方がいい)。また、寒いとずっとパネルヒーターの上にとどまるので、お腹の中の便が乾燥して便秘を引き起こすことがある。

「いつも冬に便秘しがち」という場合は、温度が影響している可能性が高い。温度が低いと消化不良を起こすこともあるので注意が必要だ。

また、直接の原因ではないけれど湿度が低くなると、身体から蒸発する水分量が増えて便秘の症状を悪化させることがある。

運動不足

人間と同じで蛇も運動不足だと便秘をすることがある。「うちの蛇ちゃんはいつも寝ててのんびり屋さんだな」なんていう性格の場合は注意が必要だ。

身体を動かすことで内臓が刺激され便が出るようになるので、運動は大切だ。おなかのマッサージとか喜んで受けてくれればいいんだけどε-(;-ω-`A)

加齢

へびに限らず動物はみんな高齢になると内臓機能や運動機能が低下するため、若いころのように快便をキープできない個体もいる。

また、食べる量がだいぶ減るので、その分出す量も回数も減ることがある。

病気 

何かの病気を患い糞の出口となる総排泄腔(尿酸結石など)を詰まらせることで便秘になることがある。

総排泄腔付近で何かが詰まっているとその部分が腫れたり赤くなったりするのでサインの一つとして覚えておくといいかもしれない。

コーンスネークの緑色のフン(尿酸)の原因は肝機能の低下だった | レントゲンと血液検査の結果

コーンスネークの便秘解消法

蛇の便秘解消法として考えつくものをすべてご紹介する。

飼育環境の見直し

蛇が便秘を引き起こす一番の原因は飼育環境によるものだ。例えば、ケージが狭いと動ける範囲が少なく、運動不足になるので少し大きくしてあげるといい。

個体によっては、横移動より縦移動を好むこもいるので、流木や登り木などをセッティングしてあげてもいいかも。

あとは、もし床材を木材や新聞紙にしているなら、乾燥を防ぐためにもペットシーツなどに変えると効果的だ。加湿器をケージの近くにおいてあげるという方法もある。

運動をさせる

もともとおとなしくあまり動かない個体には、こちらから働きかけてあげるといい。嫌がらなければハンドリングの回数を増やしたり、部屋んぽをさせるのがおすすめ。

6匹いるうちの蛇たちの中でシンは特に部屋んぽが効果的で(普段からアクティブではあるんだけど)、ちょっと歩かせただけですぐに糞(あるいは尿酸)を出す。部屋んぽというか、ケージ掃除中にちょっと他の場所に置いておいただけでババっと出すこともある。

犬のようにマーキングをしているとは思えないが。。。解放感を得ると糞をしたくなる性格なのかもしれない( ̄▽ ̄;)

温浴

蛇は温浴をすることで溜まっている糞を一気に出すことがある。最初にお湯を入れてしまうと嫌がることもあるので、先に蛇を入れた後に空気穴からお湯を入れるのがおすすめ。

ケージの半分くらいにぬるま湯を入れて15分ほど置くとたいていの場合は糞をする。もしうまくいかないときは3日ほど続けると出す場合が多い。

餌のあげ方を変えてみる

ベビーの時に多いことだけど、たまに餌の量が少なすぎて便秘になっているということがある。そういう時には、新たにマウスをもう1匹あげることで、溜まっていた便が押し出されることがある。

ただし、これは餌の量が極端に少ないときに限るので、普段から与えている餌の量の見直しも大切になる。

飼育環境などの理由でおなかの便がカチカチになっている状態で、さらに餌を与えると便秘が悪化することもあるので慎重に。

もし、毎回のように便秘を繰り返すのであれば(2週間に1度程度しか糞を出さない場合)、慢性化しているので餌を消化のいいピンクマウスに変えることをおすすめする。

それで、快便になったら様子を見ながらアダルトマウスに戻していくといい。

便秘が長期間解消されないなら病院へ

健康体であれば、いろいろと対策をとることですぐに解消する便秘だけど、何かの病気があるとそうはいかない。もし、いろんな対策をしても解消されないようであれば、病院で診てもらうことおすすめする。

レントゲンを撮ってみれば便がどのような状態なのかもわかるし、病気の早期発見もできる。軽いものだと獣医が固い便や詰まっている尿酸をキュッと押し出して終わりということもある。(重くなると外科手術になることもあるが。)

尿酸の押し出しは飼い主にもできるけど、場合によっては蛇のからだを傷つけてしまうので初めてであればやはり獣医にやってもらった方がいい。

病気と健康管理
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