コーンスネークの威嚇 | へびろぐ | ペットの蛇たちの飼育ブログ

コーンスネークの威嚇

特徴・性格・性質

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性格が穏やかだといわれているコーンスネークでも、威嚇をするときがある。威嚇のポーズは尻尾をパチパチしたり鼻息を強くしたり、他のへびと変わらない。

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コーンスネークの威嚇ポーズ

コーンスネークの威嚇ポーズは主に4つある。怒り度数が高いものから順番に書いていく。

首をS字に曲げて睨んでくる

コーンスネークでよくある威嚇動作は、首を地面から起こしてSの字に曲げる格好。ちょっとわかりにくいんだけど絵にかくとこんな感じ。
                ↓   ↓   ↓   ↓    

口を開けてるんでこれはもう威嚇というか完全に怒ってる(( ;゚Д゚))怒りが頂点に達した時の威嚇ポーズがこのS字首。鎌首ともいう。いちばん相手に飛び掛かっていける態勢でもある。

S字首はとぐろを巻いているときでもそうじゃない時でもなることがある。

蛇がとぐろを巻く理由 | リラックスor威嚇モード? >>

尻尾を細かく震わせてパチパチ音を鳴らす

鎌首ほどではないけど結構怒っているときの威嚇ポーズが尻尾をパチパチさせて音を鳴らすこと。

この尻尾パチパチは過去にランとアイにやられたことがある。ただ、2匹ともメスで尻尾が短いため恐いというよりちょっとかわいい感じになってたけど。。よくあるガラガラヘビが鳴らす音と比べると全然違ったのを覚えている。

鼻息を強くする

これは、威嚇なのかそうじゃないのかはっきりとはしてないけど、個体によっては威嚇ポーズの一つとされている。

うちのコーンもときどきプシューっていうことがある。みんな威嚇というより眠りから覚めた時に音を鳴らしているようだ。

臭いにおいを出してくる

アオダイショウ

飼育下のコーンスネークだとあまりないことなんだけど、攻撃してきた相手を威嚇するために臭いにおいを出すことがある。コーンが属するナミヘビ科の多くは排泄口に臭腺がありそこから臭い液体を出す。

コーンスネークが臭いにおいを出すのは周囲に危険を知らせるという説もある。

どんなにおいかは自分も嗅いだことがないのでわからないけど、アオダイショウが出すカメムシのようなにおいという人が多い。カメムシも嗅いだことがないので想像できないのが悲しいが。。あとは、焦げ臭いという話も聞いたことがある。

そして、これはにおいが臭いだけではなくいちど服や手につくと何度洗ってもなかなかにおいがとれないらしいので、威嚇傾向にあるコーンの場合は汚れてもいい服で世話をしてあげた方がいいかもしれない。

コーンスネークが威嚇する理由

コーンスネークが威嚇する理由は、ほとんどの場合がビビっているとき。威嚇はビビりの裏返し。中には、攻撃しようと思って尻尾を鳴らすコーンもいるけど、CB個体だとなかなか見ない。ゼロではないけど。

なので、威嚇されたくないのであればびっくりさせないようにする必要がある

寝ているところを急に起こしたり、強引にハンドリングしたり、強く握ったりはやめておいた方が無難。

・ストレスが溜まっている
・普段のハンドリングが雑
・手から異臭がする(香水や飼い犬、猫など)
・触れてほしくない体勢で触られた
・触れてほしくない場所を触られた
・新しくしたシェルターやケージが気に入らない
・ケージの真上からつまむように持ち上げた
・熟睡しているときに音を立ててケージを開けた
・弱っている内臓部分をつかんで持ち上げた
・床にケージを置いているため振動がダイレクトに伝わっている
・シェルターがカビ臭い
・隣に来た新しいヘビが嫌い
・時期的なもの(脱皮前後、空腹、満腹、冬眠前後、発情期など)

といっても、やはりヘビと人間。100%分かり合うのは難しいので、機嫌を損ねてしまうことがあっても仕方ないのかなとも思う。

威嚇するようになった直前に何をしたか思い出すとヒントが見えてくるかも。

威嚇するコーンスネークをおとなしくさせる方法

残念ながら威嚇するコーンスネークをおとなしくさせる確実な方法はない。ただ、上でも書いたようにびっくりさせることを減らしていくと落ち着いてくるので、根気強く時間をかけて慣らしていくことはとても大切だ。

また、個体差があるので毎日観察して、どんなことに強く反応するのか知る必要がある。例えば、頭付近を触ると嫌がるなら毎回お腹あたりからつかむようにしたり、揺れに敏感ならできるだけケージが揺れないように対策をとるなど。

触り方が気にくわないという個体は意外と多い。

うちのアオダイショウはケージを広くしたことで攻撃的になったことがあるので、小さいケージの方が落ち着くという個体もいる。

参考になるか分からないけど、以前、飼育しているコーンスネークに威嚇されたことがあるのでその時の状況を少し書きたいと思う。

アイとランに威嚇された状況

過去にアイとランに威嚇(尻尾パチパチ)されたときの状況について。

アイはまだうちに来たばかりでベビーだった。1日中ずっとシェルターにこもり続けるほどのビビりで出てくるときといえば水飲みのときくらい。

アイがある日いつものように水飲みに出てきたとき、自分のからだを温度計にひっかけたせいで落としてしまった。するととんでもないくらいびっくりして尻尾をパチパチさせて一目散にシェルターに帰っていった。

自分で落とした温度計にびっくりして温度計に対して威嚇していた・・・。

私に対しての威嚇ではないといっても、初パチパチだったのでこの時はとても驚いた。

次に、尻尾パチパチの音を鳴らしたのは、アイを持ち上げようとしたとき。掃除のために他のケージにいったん入れて、掃除が終わって元のケージに戻そうとしたとき。

またとてもビビりまくって右に行ったり左に行ったり慌てふためきながら尻尾をパチパチと鳴らしてきた。

ヘビは、野生では鳥に狙われることが多く、上から手を伸ばされるのを嫌う。かといって真横からつかむのは難しいのでゆっくりと優しく持ち上げるようにしたら威嚇しなくなった。

続いてランに威嚇されたのは、頭がシェルターに入っている状態で体を触ったとき。普段は全く威嚇してこないのに、この状態だと尻尾をパチパチ鳴らしてくることがあった。

全く何も見えない状態で触られたからびっくりしたんだと思う。

ベビーの方が威嚇しやすい?

これはアイとランを見て思うことだけど、ベビーのときの方が威嚇してくるとが多いと思う。シンは威嚇こそなかったけどベビーのときの方がやんちゃだった。

大人になると性格が落ち着くのか、日々人間に触られて慣れてしまったのか、小さいことで怒ることがなくなりどっしりと構えているように見える。

実際、アオダイショウはベビーの頃とても激しかったが、今はだいぶ落ち着いている。(コーンほどではないが)

逆に、ベビーの頃はおとなしかったのに、飼い始めて数年後に威嚇するようになるコーンもいる。今のところうちの子はまだ大丈夫だけど、そういう場合もある。

真実を見つけ出すのは難しいかもしれないけど、考えられる原因をすべて思い出してそれらをひとつずつ潰していくのがいいかなと思う。

威嚇するコーンはハンドリングするべきか

威嚇するコーンを慣らせるためにハンドリングはするべきかしないべきか。これは「から揚げにレモンをかけるかかけないか」なみに永遠のテーマといっていいくらいの問いかけだ。

実際、ヘビ好きのコミュニティーでもいっつも意見が割れている。ヘビ飼いユーチューバーだと割と「ハンドリングはするべきだ」派が多いように思う。

これは個人的な意見だけど、よっぽどじゃない限りはハンドリングはしておいた方がいいんじゃないかなと思う。

レイ(アオダイショウ)はベビーの頃とーっても威嚇がすごくて、掃除が大変だったんだけど、それでもたまにのハンドリングはやっていた。

何もしてないのにケージに近づいただけでパチパチ、餌をあげるとそれを食べながらパチパチ、掃除するために部屋の奥から出そうと手を伸ばすと口を開けてとびかかって来たことも。

アオダイショウはスピードが高く命中率も高いので、気を付けてても何度か噛まれたことがあった。

こっちもビビってその時は苦労したけど、ハンドリングをしながら触れ合っていくとすこ~しずつ落ち着くようになってきた。これがハンドリングのせいなのか、成長によって性格が穏やかになったのかは分からないけど。

ケージの中では尻尾をパチパチ鳴らしてシャーシャー言っていても、手のひらの上に乗せると観念したのかおとなしくなっていた。

ハンドリングはやりすぎるとコーンのストレスになるのでほどほどに。自分の場合は、月1~2回、2~3分くらいやっていた。

ただ、個体によってはベビーとか大人とか関係なくいつでもどこでもずっと怒っているへびちゃんもいる。ビビっているとかストレスが溜まっているとかではなく、単に人間を敵だと思って攻撃している場合は飼いならすのは難しいかもしれない。

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